一カ月などあっという間に過ぎてしまう。
前回、ドラミに会ってからすでに一カ月が過ぎようとしているなんて信じられない。
実は正月にもドラミに会いに行ったのだが、その時には会えなかった。
一カ月に一度、ドラミに会いに行くことを自分に課した以上、死守しなけれなればならないし、
後になればなるほどきつくなるのは目に見えているから月の早いうちにノルマを達成せねばならない。
・・・とかなんとかえらそうなことを言ってみても、結局のところドラミは可愛いし、
出来ることなら月に一度なんてケチなことは言わずに毎週だって来たい。
だが、ぼくにもいろいろ事情というものがあり、充分にケアされていると見られるドラミはどうしても
後回しになってしまうのである。
ドラミは一カ月に一度しか現れないぼくのことを忘れたりすることなく、
ぼくの自転車の音をちゃんと聞き分けて、わざわざ出てきてくれる賢いニャンコなのであった。