メルと会えない日が続き、前回会った時から間が空いていた。
餌の心配はしていないし、メルのことだからきっと大丈夫だと漠然と思ってはいた。
それでも「もしも・・・」とどうしても考えてしまうものだ。
今朝はまーちゃんエリアを早めに切り上げてメル探しをすることにした。
メルが現在、暮らしているエリアはおおよその予想はついていたから、すぐさまそこへ直行した。
探すまでもなくメルは道端に出ていた。
「どうしていままで来てくれなかったのニャ・・・」
メルはぼくとの久しぶりの再会を喜んでくれているようだった。
それはいつも見せていた態度とはちょっと違う、いかにも興奮しているといった様子だった。
メルに会えたことも嬉しかったが、そんなメルと見ていてぼくも嬉しくなった。
「なんでメルはいつもの場所から引っ越しちゃったんだ?」
そんなふうに聞いてみたかったが、一方でそれが愚問であることもわかっていた。
理由はともあれ、それが野良猫として生き延びていくために必要なことだとメルが判断したからなのは
ぼく自身がわかっていた。
メルもぼくに言いたいことがたくさんあったようだ。
でも、きっとこれで、また毎朝のように会えるような気がした。
「メル、またここへ来るからな!!」
餌の心配はしていないし、メルのことだからきっと大丈夫だと漠然と思ってはいた。
それでも「もしも・・・」とどうしても考えてしまうものだ。
今朝はまーちゃんエリアを早めに切り上げてメル探しをすることにした。
メルが現在、暮らしているエリアはおおよその予想はついていたから、すぐさまそこへ直行した。
探すまでもなくメルは道端に出ていた。
「どうしていままで来てくれなかったのニャ・・・」
メルはぼくとの久しぶりの再会を喜んでくれているようだった。
それはいつも見せていた態度とはちょっと違う、いかにも興奮しているといった様子だった。
メルに会えたことも嬉しかったが、そんなメルと見ていてぼくも嬉しくなった。
「なんでメルはいつもの場所から引っ越しちゃったんだ?」
そんなふうに聞いてみたかったが、一方でそれが愚問であることもわかっていた。
理由はともあれ、それが野良猫として生き延びていくために必要なことだとメルが判断したからなのは
ぼく自身がわかっていた。
メルもぼくに言いたいことがたくさんあったようだ。
でも、きっとこれで、また毎朝のように会えるような気がした。
「メル、またここへ来るからな!!」