今日も狸に会うことができた。
と言うより、狸たちはぼくが食べものを持ってくる人であること、食べものが到着した時の音なり雰囲気なりを
完全に把握して姿を現していることを確信した。
上の写真の狸は先週の日曜日に姿を見せなかった三番目の狸。便宜上、狸3号と呼ぶ。
上の写真は先週の日曜日に姿を見せた狸。便宜上、狸1号と呼ぶ。
上の写真も先週の日曜日に姿を見せた狸。便宜上、狸2号と呼ぶ。
どの狸も前から見ると疥癬の影響をさほど感じさせないが、首から下の下半身の脱毛が酷い。
これだけ脱毛している上にここ数日の寒さと飢えでかなり寒さを感じている様子で明らかに震えている。
野生動物でありながら昼間、人がいることをわかっていながらもかなりの距離まで接近してまで食べものを
欲しているのは、それだけのリスクを追ってでも飢えを満たしたいほどに腹を空かせているためだろう。
すべての狸にあっさりと疥癬治療薬であるイベルメクチンを飲ませることができた。
一号、二号は約一週間開けての二度目の服用となるが、三号については水曜日に服用させたばかりなので
もう一度、水曜日に服用させる必要がありそうだ。
薬が効いているのかどうかは現時点ではわからない。
疥癬から開放されて元のような野生動物としてひっそりと生きていけることをぼくとしては望んでいるのだが、
こればっかりはどう転ぶかわからない。
ちなみに狸の疥癬は猫にうつるのかということがとても気になっていたのでネットであれこれ調べてみた。
おおまかに言って犬に感染するイヌ疥癬症と猫に感染するネコ疥癬症があり、前者はセンコウヒゼンダニが原因で狐、狸にも感染し、後者はショウセンコウヒゼンダニが原因でアライグマ、ハクビシンにも感染するとのこと。