$ 0 0 雨あがりの朝。 トラ猫が見せた姿をぼくは最初、よくあるつんつんの類と思って見ていた。 だが、トラ猫は少しづつ場所を変えながら同じことを続けた。 好奇心の赴くまま、ぼくはその姿を撮り始めた。 角度を変えてそのトラ猫を撮っているうちに、その猫の行為の意味がわかった。 そう、トラ猫は葉っぱについた水滴を舐めてまわっていたのだ。 「とらちゃん、喉が乾いてたのか!?」 あわててシーバアミューズ(スープ系の餌)を取り出して与えた。 トラ猫はそれを美味しそうに飲みほした(舐めほした?)。