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Channel: 野良猫劇場
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先週のクロベエ(後篇・1/29)

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前日にクロベエの無事を確認して安堵したものの、クロベエの体重が明らかに落ちていることから
油断はできないと感じていた。
あれこれ悩んだが、悩んでいるよりは後々、後悔しないように多少、無理をしてでも土・日曜日の
両日、クロベエの元へ通うことにした。
平日はいくら「行きたい!!」と望んでも基本的には行けない以上、行ける時には行っておくべきだと
思ったのだ。
現在、土・日で計三か所の猫だまりをまわっているので午前中に一か所を済ませ、クロベエの所へは
午後に出掛けることにした。

普段とは違う時間帯だったのでクロベエに会えるかという不安はあったが、クロベエはあっさり見つかった。
鼻水も涎も目立たないし、なにより、ここのところずっと気になっていた目やにが出ていた形跡がなくなった。
おそらく、抗生物質が効いたのであろう。
この状態のクロベエだけを見ればむしろ状態は良いとさえ言える。

食欲も復活していた。
ただ、好物の焼かつおやモンプチなどの固形物は口にしようとしない。
それでもロイヤルカナンの退院サポートをそこそこ食べてくれることに気持ちの上でホッとさせられた。
一定レベル、健康が回復したら次は寒さに耐えられるだけの体力を早急に回復してもらわなければ
ならないし、そのためにも失った体重を取り戻すことが大きな課題のように思えた。

踊っているわけではもちろんない。(と思う)

クロベエがゴロゴロしてこんなふうにかまって遊べるのはクロベエに余裕があるからで
体調が悪い時には決してしないことを思えばいまのクロベエは調子は良い方だとみて良さそうだ。

どんなに陽射しが降り注いでも冬の日の日暮れは早い。
日が陰りはじめると瞬く間に周囲の空気が冷え込みだす。

野良猫たちには自ら暖をとる手段がない。
だからこそほんのわずかでも寒いと感じる時間よりは暖かさを感じる時間をつくってあげたかった。

次の週末まではまた長い一週間になりそうだった。
それでも今週末にクロベエが回復しつつある手ごたえを感じられたことはなによりぼくの気持を楽にした。

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