晴れ。気温未測定。
予報通り、ここ最近では冷え込みを感じる。
猫たちの飲み水も厚く凍っていた。
こんな寒さだからとらちゃんはハウスの中だろうと思っていたら、
ぼくが到着してしばらくすると、とらちゃんが姿を現した。
これにはぼくがビックリ。
予想外の出来事ににわかには信じられなかったが、
とらちゃんの様子を見る限り、
お腹を空かせているらしいことがなんとなくわかった。
餌場に移動して見せる姿は以前の食欲がある時のとらちゃんのそれだった。
いざ、餌を出すと予想通り、けっこうな量を食べた。
ここ二日間の様子を見る限り、いい方向に向かっている気もする。
とはいえ、油断は禁物と自分に言い聞かせ、
食後のフリース包みは継続。
時間はそれほど長くはなかったが、
それなりにじっとそのままでいた。
元気ハツラツというわけではないが、
危機的に感じた時のとらちゃんとは少し違う気がした。
横から見ると痩せたのがよくわかるし、
撫でるとさらにそれが痛感できる。
もしかすると、もう、いくら食べても太れないのかもしれないが、
せめて消費エネルギーが食べたエネルギー量を上回らない程度には
食べさせたい。
予報通り、日中、気温が上がり始めたので、
ここは食べさせるチャンスだと思い、昼過ぎに行く。
すぐにとらちゃんが出て来て撫でるとゴロンとした。
やはり、体調が上がっているのを感じる。
とらちゃんのこの変化は気温が上がっていることが大きいのだろうが、
それだけではない気がする。
そうでなければ今朝の行動は理解できない。
予想通り、昼もよく食べた。
頑張っているとらちゃんを心の底から褒めてあげたかった。
ただ、いまのとらちゃんの状態が、昨日も書いたように、
快方に向かってのそれなのか、状態の波なのかが
まだ判断がつかない。
そして、夕方。
これまでのように日が傾くと途端に冷え込みを感じるという感覚が薄かった。
昼にけっこう食べているので多くは期待していなかったが、
ぼくが到着するととらちゃんが姿を見せた。
とらちゃんの様子からはまだ食べそうな雰囲気を感じたが、
それはぼくの錯覚や、そう思いたいというバイアスである気がした。
そして、実際、昼にけっこう食べたとは思えないほど、よく食べた。
まるでそれはいままで食べられなかったぶんを取り返すかのようだった。
ぼくはこの反動がないことを祈るばかりだった。
今日は食後、すぐにハウスに入らなかった。
とらちゃんがあまり寒さを感じていなかったかもしれない。
それでもハウスにとらちゃんが入り、
少ししたところで昨日同様にとらちゃんにフリースを掛けた。
とらちゃんがハウスに入り、フリースも掛けたので一件落着…
と、おもいきや、しばらくすると、とらちゃんが出てきた。
考えられるのは夕方の気温に対して、ハウスの暖房が
暑すぎたということだ。
さすがにぼくもそこまで考えていなかった。
明日の朝も今朝ほどではないが、それなりに気温は下がる。
仕方なく、ハウスのカイロを減らし、
とらちゃんにフリースを掛けるのはあきらめ、
とらちゃんをハウスに強制的に戻した。
明日の朝はこれまでとは別の意味で心配になった。