今朝、現地に到着し、いつもの車を停めている場所へ近づくと
遠くに猫の姿が確認できた。
「誰だ?」
普段、猫がいることは少ない場所な上、ぼくの目も悪くなっているので
咄嗟に誰なのかがわからなかった。
車を停め、近づくとそれがぶーちゃんであることがわかった。
信じられない思いと、嬉しい気持ちが混ざり合った複雑な気持ちになった。
先週の木曜の夕方以降、姿を見ていないから、
置き餌もやめたいま、その期間、ぶーちゃんがなにかを口にしている
可能性は極めて低い。
冷静に考えればいますぐ亡くなりそうな症状を見せていたわけではないが、
外見からわからないことは沢山ある。
逃げられる可能性も視野に入れ、慎重に距離を詰めたが、
そんな心配は無用であるかのように、ぶーちゃんから近づいてきた。
他の猫も食事を済ませていないので、
ぶーちゃんがゆっくり食事ができずに食べるのをやめてしまう可能性も
視野に入れ、急きょ、その場を餌場にする。
当然と言えば当然なのだが、お腹を空かせているようだった。
不思議なのは、体調不良で食欲がなくなっているのであれば
姿を見せない理由もわからないでもないが、
食欲があるにも関わらず、約3日間も何も食べず、
姿を見せないかだ。
他の猫たちはぶーちゃんがいないことをどう思っているのだろう?
食後、池の水を飲んだぶーちゃんが再び、ぼくに近づいてきたので
長い時間をかけてブラッシングした。
正確に言えば、櫛で毛をすいていたのだ。
櫛でとれたものがノミの卵ではないかという疑惑が生じたからだ。
だとすれば、下半身を執拗にグルーミングしていたこと、
少し前に腰あたりに赤みのついた毛が見られたことが説明がつく。
朝の様子から夕方も姿を見せてくれると期待していたが、
夕方は姿を見ることはできなかった。