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『待ちつづける動物たち』太田康介

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飛鳥新社より、写真集『のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録』の続編が刊行されました。
著者である太田康介さん(うーすさん)のBlog「うちのとらまる」はこちら。
関連サイト「警戒地域の動物たちを見捨てない!」

Amazonの『のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録』のカスタマーレビューのなかに
以下のような文を見つけました。
「私は実際、飼っていた猫を原発近くの自宅庭に置き去りにせざるをえませんでした。全国には知られていないような残酷でやるせない指示が避難時に出されました。知人の、室内に残された多頭飼いの猫ちゃん達は共食いしました。震災前まで仲良く遊んでいた猫ちゃん同士です。
私は猫を迎えに行こうとしても、検問を通してくれませんでした。警戒区域になる前ですよ?法的に通っても罪にはならなかったのに、政府はそれを隠し続けました。幸い私の猫は奇跡的に愛護団体さんに保護されました。でも、現地にはまだまだ沢山の命が生きています。私の故郷にはダチョウもいます。この本は、そんな真実を伝えてくれる貴重な一冊です。出版して下さって、本当に感謝しています。」
おそらく、事実だと思われます。
現地で起こっていることとぼくたちに届く情報の間には大きな隔たりがあり、多くの事実が覆い隠されて
いるのでしょう。

もうすぐ震災から一年が経過しようとしていますが、「現地」はまだまだ現在進行形です。
ぼくたちは起きた「現実」を自分のなかで風化させることなくいつまでも忘れてはいけないと思います。

待ちつづける動物たち 福島第一原発20キロ圏内のそれから太田康介 / 飛鳥新社
のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録太田康介 / 飛鳥新社

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