今朝、まーちゃんたちの暮らすエリアからメルのエリアに向かう途中(すでにメルのエリア内に突入していた)、
路上に生物がおそらく車に轢かれたであろう痕跡に眼がとまった。
「・・・・・」
猫のそれにしてはやや小さい気もしたが、カエルのそれにしては出血量が多い気もした。
いずれにせよ死骸そのものがなく、わずかな臓器らしきもののかけらしか残されていなかったため、
ぼくにはそれが何が轢かれた痕跡なのか判断しかねた。
カエルならカラスがそれを持ち去らない限り死骸はそのまま放置されているような気がしたが、
それがないということがぼくの不安を増長させた。
なんとなく嫌な感じを引きずったままいつもメルがいる場所へ行くとメルが出てこない。
「・・・・まさかなぁ・・・・」
慌てていくつかのメルと会っているポイントを自転車の変速機をガチャガチャ鳴らしながら
(この音でメルはぼくだとわかって姿を見せる)、まわった。
ところがそれでもメルが姿を見せない。
急にぼくのなかの不安が高まった。
仕事の始業時間が迫ってきたのでいったんメルの捜索は諦め職場に向かった。
だが、当然のことながらメルのことが気になって仕方ない。
仕事が終わるとすでに雨が降っていたがメルの安否をどうしても確認したくて再びメルのいるエリアへ。
再び自転車の変速機をガチャガチャ鳴らしたが反応がない。
・・・とその時、メルが姿を見せた。
「メル!!」
全身の力が抜けるような安堵感に包まれた。メルは無事だったのだ。
「メル、心配したぞぉ・・・・」「何の話しですか?」
結果的に見ればぼくの単なる感違いだったわけで、しかしながら一方で野良猫と言うのは
いつも不安定な状況下に置かれているということを再認識させられる出来事だった。
路上に生物がおそらく車に轢かれたであろう痕跡に眼がとまった。
「・・・・・」
猫のそれにしてはやや小さい気もしたが、カエルのそれにしては出血量が多い気もした。
いずれにせよ死骸そのものがなく、わずかな臓器らしきもののかけらしか残されていなかったため、
ぼくにはそれが何が轢かれた痕跡なのか判断しかねた。
カエルならカラスがそれを持ち去らない限り死骸はそのまま放置されているような気がしたが、
それがないということがぼくの不安を増長させた。
なんとなく嫌な感じを引きずったままいつもメルがいる場所へ行くとメルが出てこない。
「・・・・まさかなぁ・・・・」
慌てていくつかのメルと会っているポイントを自転車の変速機をガチャガチャ鳴らしながら
(この音でメルはぼくだとわかって姿を見せる)、まわった。
ところがそれでもメルが姿を見せない。
急にぼくのなかの不安が高まった。
仕事の始業時間が迫ってきたのでいったんメルの捜索は諦め職場に向かった。
だが、当然のことながらメルのことが気になって仕方ない。
仕事が終わるとすでに雨が降っていたがメルの安否をどうしても確認したくて再びメルのいるエリアへ。
再び自転車の変速機をガチャガチャ鳴らしたが反応がない。
・・・とその時、メルが姿を見せた。
「メル!!」
全身の力が抜けるような安堵感に包まれた。メルは無事だったのだ。
「メル、心配したぞぉ・・・・」「何の話しですか?」
結果的に見ればぼくの単なる感違いだったわけで、しかしながら一方で野良猫と言うのは
いつも不安定な状況下に置かれているということを再認識させられる出来事だった。