11/26(土)。早朝からクロベエの元を訪れると立派な猫ハウスが!!
試しに外からクロベエの名を呼ぶとチーちゃんと一緒に寝ていたクロベエが顔を出す。
一段と寒さを増した一週間だったのでクロベエのことを心配していたが、
ぼくの心配を余所に涎も目だたず、調子は上向きといった印象だった。
食欲もそこそこあった。
ぼくが到着した頃はまだ陽も昇り始めで餌場には太陽の光が届いていない状態たったが、
クロベエが食事を終え、ぼくの膝の上で暖をとっている頃からは徐々に辺りに陽が射し始めていた。
クロベエも他の猫同様に陽があたる場所でじっと蓄熱(?)していた。
クロベエの舌の状態。
この写真だけ見れば痛々しい感じはするが、少し前の調子の悪かった時に比べると炎症が
かなり治まっている気がする。
涎が目立たなくなったのはそのためだろう。
自然は野良猫たちにとって時に厳しいが、冬のお日様は優しく暖かい。
野良猫たちはそんな自然を恨んだり憎んだりすることなく、
そのなかで生きていくことを受け入れているかのように見える。
猫は野生動物なんかじゃないんだから、本当はそんなことは不可能なはずなんだろうけどな・・・
そして今日(11/27)。
前日のクロベエの様子を見る限りは回復しているように見えたが、
相変わらず夜間の冷え込みは厳しくなる一方だから油断はできないと思っていた。
普段に比べると食欲はなかったが、これはぼくが行った時間が午後だったから、
すでにだれかに食べものをもらっている可能性は高い。
他の猫の集まりが悪かったのもそのせいだろう。
今日も涎は目だたなかった。
寒さとクロベエの状態はたぶん、微妙で危ういバランスの上にかろうじて成り立っているように感じる。
寒さに耐えるためにはかなりのエネルギーを消耗する。
一方で自らの体力を維持するためにもエネルギーは必要だ。
あくまで推測の域をでるものではないが、クロベエは体力が低下すると舌の状態も悪化しているように思う。
ここには餌をあげてくれる人もいれば、クロベエたちのための家を用意してくれる人もいる。
あえてぼくが行く必要などないのかもしれない。
それでも・・・心を開いてくれているクロベエのために、
ぼくはぼくのできることはできるだけしてあげたいと思うのだ。