少し前まではぼくが早朝に行ってもすでに釣り人がいた。
「物好きだなぁ・・・釣り人は・・・」などと思っていたが、
寒さが厳しくなったせいか最近はぼくが一番乗りである。
本当の物好きはぼくのほうかもしれない。
今朝も猫たちに朝ご飯を配り終えた頃、釣り人がやってきて焚火を始めた。
写真ではわかりずらいかもしれないが向かって左側でクロが焚火にあたっている。
ぼくが子どもの頃は「獣は火が嫌いだから、森で迷子になって一夜を明かす時には
火を絶やさずに燃やし続ければいい」・・・みたいなことをテレビか何かで見た覚えがあるが、
クロは火にあたっていた。
この時期、夕方、ここへ来ると消火した焚き火跡で猫たちがじっとして暖をとっている姿をよく見かけた。
焚火を消火しても、一日、燃やし続けた焚き火跡の地面の熱はまだ暖かさが残っていることを猫たちは
知っているのだ。