今日はまーちゃんの具合が改善しているか否かが最大の関心事項だった。
ぼくが到着した時点でいつもゆっくりと車の前に飛び出してくるまーちゃんの姿を見た時に
「回復していそう」という感覚はあった。
近くに寄って呼吸音を聞いた時に、昨日ほど酷い感じでなかったのも好材料だった。
昨日と違っていつものように餌場に来る姿を見た時にはほぼ確信に変わりつつあった。結果として普段通り、ひょっとしたらいつも以上に食べた。
このことから、少なくとも鼻が効くようになったことがうかがえた。
呼吸音がいつよりはまだ少し違うという印象はあったので、
念の為、抗生物質を餌に混ぜて与えた。食後も昨日と違って日向で毛づくろいをしていた。
少なくとも当面の危機は脱したようだ。
もっとも、今朝は冷え込みは緩めだったから、安心はできない。
黙々と餌を食べているまーちゃんを見ていると
「食べることは生きること」という言葉が自然と浮かぶ。
なんでもない日常が、ある日、突然、暗転するのは野良猫の世界では珍しいことではない。
回復軌道にのって元気を取り戻してほしいものだ。