晴れ。気温-2℃。
冷え込みは厳しく、池の水も全面ではないものの、かなり凍っていた。
昨日は日中も陽が射しているにも関わらず、かなり寒かったから気になっていた。
朝、姿を見せたとらちゃんだが、ぼくのところへは来ず、
釣り人の所へ行ってしまい、そのまま餌場には来なかった。
仕方なく、カリカリをデリバリーするとそこそこ食べた。
毛繕いをするくらいだから、具合が悪いとは思えないが、
寒さによるものと思われる食欲不振は気になる。
寒さを感じているはずなのに、水を飲む時に前足を水の中に突っ込むのは理解できない。
氷った場所で水を飲もうとするが、思うように飲めず、
切ない声で鳴く。
それを聞くぼくも切ない気持ちになって、氷を割る。
毎日、見ていると痩せに気付きにくいが、
食べている量からいって、間違いなく痩せは進んでいると思う。
少なくとも昨年の同時期に比べると明らかに痩せた。
日中はわからないが、ぼくが居る時間帯にはめったに来ない場所へ来た。
とらちゃんの様子からなにか目的があって動いているのはわかったが、
それがなにかはわからなかった。
それは池から流れ出る流水を飲むためだった。
なぜ身近にある、きれいな汲み水を飲まず、
わざわざ手間をかけて汚れた水を飲もうとするのかがわからない。
ひとまず満足?
水を飲むのも一苦労だ。
北風が吹いて、太陽は出ていても寒さを感じた。
しっかり食べなければ消費するだけだと判断し、午後も出掛けた。
とらちゃんの様子からお腹を空かせているのが見て取れた。
3時前だったが、陽の当たる場所は驚くほど限られたエリアだった。
そこで、いつもの餌場ではなく、陽当たりのいい場所で食事。
朝とは比べ物にならないくらいよく食べた。
食後のとらちゃん。
お腹が膨れて満足したのか、表情も穏やか。
日暮れまでの貴重な日向ぼっこの時間。
少し間をおくとまだ食べる。
最近、カリカリを食べ乍ら、口内になにかひっかかるような仕草を見せるようになった。
歯はないはずなのだが、口内炎だろうか?
もう一度、カリカリのちゅ~るかけを食べさせた後、
シーバアミューズのスープを飲ませるとすっかり満足したのか、
ぼくの傍から姿を消した。
たぶん、ハウスに入ったのだろうと確認しに行くと
案の定、とらちゃんはハウスのなかにいた。
まだ早い時間だったが、外にいても寒さで消耗するだけだから、
カイロの入ったハウスで少しでも消耗を押さえてくれたほうが
ぼくも安心だ。