晴れ。
ぼくが到着した時に、とらちゃんが釣り人の車の下にいるのが見えた。
ぼくが車を停めると、とらちゃんが出迎えてくれた。
朝からハウスから出て、外にいるから調子がいいのかといえば違うような気がする。
食べるかどうか確信がもてなかったが、その場で食事をさせることに。
決して多いとは言えない量であったが、それなりに食べた。
いまは、朝、必ず食事をするというリズムを取り戻すことが必要だと思う。
餌場には来なかったが、いまは致し方ない。
梅の木は最盛期を過ぎたようだが、
このエリアにあるしだれ桜はまだまだ咲く気配はない。
ここ三日間くらい、飲み水をぬるま湯から水に戻したが、それが良かったのか否かよくわからない。
夕方、行くとすぐにとらちゃんが出迎えてくれた。
だが、普段の夕方に比べ、勢いがないような気がした。
餌に対する執着のまなざしも弱い気がした。実際、食べた量も普段の夕方に比べると少なかった。なにかもらって食べたのであればいいが、そうでなければ、気になるところ。
食後、いったんどこかへ姿を消していたが、しばらくすると戻ってきてボート内に入っていった。ぼくはまだ寒さを感じてはいなかったが、ひょっとすると、この気温でもとらちゃんは寒さを感じ始めているのかもしれない。
ボートの下からカメラのレンズを突っ込んで中の様子を見てみたが、やはり、ハウス内にはおらず、マットの上にフリースを敷いたその上に乗っていた。