10/9の河原猫

昨日はささみに対し、何のアプローチもできず、
また、ささみは藪の奥に入って、いかにも調子が悪そうだったので、
絶望感でこのブログを書き気にもなれなかった。


今朝も重い気持ちのまま現場へ向かう。
車を釣り場に入れるとささみの姿が見えた。
「ん？表に出ている？」
車を停めると他の猫に遅れ乍らもささみがこちらへ
向かってくる。









「ん？」
かなり遅れ乍らもぼくの車のところへ来て、
ぼくに触らせてもくれた。
「もしかしたら…」と思い、ダメ元でささみの好きな
焼かつおを細かく千切って与えてみたところ、
食べた!!
一本完食したので、焼ささみを細かく千切って与えてみると
これも食べた。




ここでいったん餌を与えるのをやめ、ぼくは餌場へ移動した。
だが、ささみは餌場へは来なかった。
猫たちが食事を終えた後、
ささみが再び近づいてきたので、
パウチを与えてみたが、わずかに食べただけだった。
とりあえず、食欲が戻ったことにひとまず安堵した。







こんなふうに体を伸ばしているいるのも
体調が戻りつつあることの証だと思いたい。




夕方もささみは姿を見せた。
まだ、少し遠慮がちにぼくとは距離をとっている印象。







だが、餌場には来なかった。
猫たちに食事を与えた後、
個別に焼かつおと焼ささみを与えると食べた。
ぼくに撫でられるのも再びできるようになった。
撫でている途中で気づいたが、
脱水気味だ。
動きが緩慢なのはそのせいかもしれない。
体調が悪かった時に最低限の水しか飲んでいなかったのかもしれない。
おまけにここ数日の暑さを考えれば無理もない。
このことが腎不全のトリガーにならないことを祈るしかない。




【補記】
ここのところ、なんとなく気づいていたのだが、
餌場にやや大きめの子ダヌキが来ている。
今日、近くで見る機会があったので、
撮影してみたところ、両目が白濁している。
ぼくが近づいても俊敏に逃げないところをみると、
もしかしたら、耳も聞こえていないんじゃないかという気すらした。