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Channel: 野良猫劇場
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先週末のメイ(5月13日・日曜日)

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午前中にクロベエたちのところへ行き、午後から河原猫たちの元へ。
前日、来ているし、一日程度でメイの調子が激変するとは思えなかったが、
いかんせん、ここは猫たちが常に腹を空かせているような、「餌の供給」が不安定な場所だから、
来週末までまた来れなくなる以上、ぎりぎりまで、そして、できるだけ餌を届けておいてあげたい。
たぶん、それがメイが早く回復するために必要なことだと思っていた。

前日に比べると食欲は控えめだったが、これは前日、ぼくが置き餌をしていることと無関係では
ないはずで、あまり参考にはならない。
食べる時に相変わらず口内炎と思しき痛そうな仕草を見せる。

メイも爪とぎをする程度には元気になっているのかと思うとちょっとだけ気が楽になった。

メイの行動を追っていると、この日、メイは仲間の猫の傍らに意識的に行っているように見えた。
それはたぶん、単純に甘えたいのか、あるいは汚れた顔を舐めてきれいにしてほしいと思っての
行動のように見えた。

それはぼくの想像に過ぎないのだが、まんざら、見当違いでもないような気がする。

せっかく、こちらの世界に踏みとどまることができたのだ。
口内炎なんかでそれを水の泡になんかしたくない。

メイの顔を舐めてきれいにしてくれたのは茶鼻くんだった。
茶鼻はいつでもだれにでも優しいなぁ・・・

目に見えてまるみを取り戻しつつあるメイだが、いったん、あそこまで痩せてしまうと体力的にも
すっかり回復するにはまだ時間がかかるのだろう。

やはり、「優しいおじさん」の傍らは安心できるのだろうか?

ちなみにメイの父親はたぶん、どら吉だ。
どら吉も子どもたちには優しく慕われていた。
父親が出ていってしまったことはメイになにか影を落としているのだろうか?

「メイ、来週末も必ず来るから絶対に死んじゃないぞ!!」
そんな思いで河原を後にした。

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