上の写真は6/10に撮影したもの。
茶鼻くんが餌場に来ないので心配して探しに行くと茶トラ猫に対して威嚇していた。
「え?ここには茶トラなんていないだろ!!また流れ者か!?」
その茶トラ猫の顔を見た時に「どこかで見たような顔だなぁ・・・」と感じたものの、
クロやメイ、子猫のことなど気になることが山ほどあったので深く考えもせず茶鼻を抱いて餌場に
連れていった。
だが、ぼくのなかでなにかが引っ掛かっており、自宅に帰って写真を見ている時にハッとした。
「ひょっとして・・・」
以前、撮った写真を見つけ出し、記憶のなかの猫と茶鼻が威嚇していた猫を写真で見比べて驚いた。
ぼくの記憶にあった猫と茶鼻が威嚇した猫はほぼ間違いなく同一猫だ。
問題は・・・その茶トラは川を挟んで対岸で暮らしていた。
川の向こうからこちら側に来るためには猫にはほとんど不可能と思える道のりと
橋を渡る大きなリスクがあった。
「あり得んだろ!!」ぼくの率直な思いだった。
だれかが意図的に連れて来たのでなければ来るのは不可能に思えた。
川を泳いで渡ってきた?まさか!!
この日見た猫とぼくの記憶の猫が同一であることがわかって急速にこの猫のことが気になっていた。
そして今日。
極めて排他的な河原猫たちのことだから仲良く一緒に上手くやっている・・・なんてことは考えは
しなかtったが、この猫があの日の後、どうしているのかはずっと気になっていた。
ぼくが朝、河原に到着した時には姿が見えなかったので「あの日はやはり移動中だったのか?」と
思ったのだが、クロと駆け引きをしている最中にこの猫が視界にはいった。
このエリアには茶トラがいないのですぐにあの猫だとわかった。
ぼくの記憶が正しければこの猫は猫缶よりシーバを好んだはずだ。
いったん自転車までシーバを摂りに戻り、シーバの他にいく種類かの餌を持って猫のところへ戻った。
ぼくに対して多少の警戒はあるようだが、元々、人懐こい猫だから慌てて逃げたりはしなかった。
シーバを与えてみるとアッという間に平らげてしまった。
続けて与えたシーバアミューズもあっと言う間だった。
モンプチのテリーヌタイプのビーフも一缶食べた。
余程、お腹を空かせていたのだろう。
だが、ぼくにできるのはここまでだった。
この猫が今後、どうなっていくのかはわからない。