晴れ。気温-3℃。
水場の水が凍っていた。この冬、初めてのことだ。
冷え込みの予報にかなり神経質になっていた。
とらちゃんの朝の食欲不振は寒さのせい以外考えられなかった。
いまのとらちゃんがどの程度の冷え込みまで耐えられるのかがわからない。
だが、予想に反して、やや遅れ気味ではあったが、お出迎えに姿を見せたとらちゃん。
もしかしたら…と、その場でカリカリを与えると食べ始めた。
さらにシーバアミューズのスープも飲んだ。
寒さを感じているのであれば、なおさらのこと、なにか食べるに限る。
もっとも、この後、餌場に移動してからはほとんど食べなかった。
とらちゃんがハウスに入ったのを見計らって、
上蓋を開け、とらちゃんの背中にカイロを乗せ、
さらにとらちゃん全体を覆うようにフリースをかける。
とらちゃんが自ら発する熱を逃がさず、自らを温めるという狙いだったが、
とらちゃんはそれを嫌がることはなかった。
たぶん、暖かいことを実感できたのだろう。
時間にして30分くらいこのままでいた。
その後、自らはハウスを出て来て水を飲み、日向へ移動した。
やはり、太陽光の力は偉大なのか?
気温が上がらないとはいえ、太陽が出ているぶん、
体感的にはまだ暖かさを感じることができた。
それでも、空気の冷たさを感じた。
暖かさを感じる時間帯を逃すととらちゃんの食欲が落ちるかもしれないことを恐れ、
昼に行ってみた。
とらちゃんはハウスではなく、表に出ていた。
あえて、日陰の餌場には行かず、日向だったその場を急きょ、餌場とした。
よく食べてくれたので一安心。
食後の毛繕いが見られると、とらちゃんの余裕度がなんとなくわかる。
昼に行って、そこそこの量を食べているので大丈夫と思いつつも、
どこか気になって、結局、夕方も行った。
夕方になると空気は一段と冷たさを増していた。
とらちゃんはハウスに入っていたが、何故かカイロの入っていない
ハウスに入っていた。
昼に食べているし、冷えてきているから出てこないかもしれないと
思いつつも、声をかけると出て来てまた食べた。
食後、無理やりにカイロ入りのハウスに入れてみたが、
出て来てカイロが入っていないハウスに入ってしまった。
何か入りたくない要因が出来たのだろう。
明日の朝、カイロ入りのハウスに入っていてくれるといいのだが、
そうでないと寒さに耐えられるか心配だ。