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Channel: 野良猫劇場
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3/31のとらちゃん

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晴れ。
お出迎えなし。
餌場に行ってハウスを覗くととらちゃんは寝ていた。
猫たちが食事を終えても出てくる様子がない。
気になって何度か近くに行き、声をかけるが、それでも出てくる様子がない。


真剣に「もうダメななのか…」と思う一方で、
夕方限定とは言え、まだ食欲がある猫がそう簡単に死ぬわけない
…という思いが交錯する。


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「このまま寝たきりだと厳しいな…」と思い始めた頃、
やっと出て来て水を飲む。
昨日の夕方、ハウスに入ってから、ずっとそのまま眠り続けたのだろうか?


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検温したわけではないので、正確なことはわからないが、
寝ているとらちゃんの体を撫でると、低体温な気もする。


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水を飲んだ後、抱き上げてしばらく膝の上に乗せ、
極力、温めるようにする。


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仮に慢性腎不全による低体温であるのであれば、
冬場、寒さに対する耐性が落ちているのもうなずける。
冬場に比べ、暖かくなった今でさえ、
とらちゃんが暖かいと感じているかどうかは別だ。


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なんだか、小さくなってしまったとらちゃんが悲しかった。
膝の上なんてとんでもないとばかりに拒絶していたとらちゃんが、
おとなしく、長い時間乗っていること自体が間違っている気がした。


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かなり長い時間、膝の上に乗っていたとらちゃんが
自ら降りたのを待って、餌を与えてみたところ、
そこそこの量を食べた。


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とりあえず、食事をし、体もそこそこ温まったからなのか、陽当たりのいい場所へ移動したとらちゃんが寝始めたので、とりあえず、今日は大丈夫そうだと判断し、撤退した。
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夕方、行くと、視界にぼくの車に向かって小走りに近づいてくるとらちゃんが目にとまった。やはり、朝と夕では目に見えて体調が違う。朝にはこんなふうに素早く動くことはない。
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尻尾は嘘はつかない?食べることへの意欲が尻尾を立たせるのか?
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車を降りた後から、今日はお腹を空かせているということが感覚的にわかったが、それは餌を前にしたこの表情にも表れている。
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好調時のとらちゃんの食欲を彷彿させるほどの食べっぷりで、量的にもかなりの量を食べた。これだけ食べて太らないのが不思議なほどだ。朝は絶望的な気持ちにさせられるほどの元気のなさだが、夕方のこの食欲には希望を与えられる。
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とらちゃんも沢山食べて満足感があったのだろう。珍しく、食後に毛づくろいをしていた。
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正面から見ると、すっかり頬がこけてしまったのがよくわかる。頬だけでなく、体全体が痩せ、小さくなってしまった。
陽ざしに暖かさを感じられるまではそのままにしておき、暖かさが感じられなくなったのを見計らってハウスにいれた。
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ハウスに入るとすぐに熟睡モードになってしまうのが気になる。明日の朝はどうだろう?明日はいよいよ、ぼくがとらちゃんと出会った日であり、便宜上、設定したとらちゃんの誕生日だ。




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