曇り。
とらちゃんの出迎えあり。
両前足、後ろ足、それに尻尾がなかり濡れていた。
背中はほとんど濡れていない。
これは何を意味するのかがわからなかった。
今朝は元気がないなぁ…と思ったら、
案の定、なにひとつ口をつけなかった。
気温云々より、気圧の低下が影響を及ぼしているのだろうか?
こうなると、釣り人からの生魚に期待するしかないのだが、
(食べるかどうかはわからないが)とらちゃんの様子を遠くから見ている
限りは、ありつけていないようだった。
こんな時に限って、普段は行かないような場所に行き、
そんなとらちゃんの行動が気になって仕方ない。
チャンスがあれば、餌を与えてみようと身構えてみるものの、
そんなきっかけすらつかめない。
結局、チャンスは訪れることなく、
ぼくは後ろ髪惹かれる思いで撤退。
とらちゃんのことが気になっていたこともあるが、
昨日のように夕方、雨が降ると行けなくなる可能性も考え、
昼にも行ったが、この時にも餌に口をつけることはなかった。
幸いにして、夕方もほとんど雨は降っていなかったので、
行くことができた。
てっきり、ハウスに入っていると思われたとらちゃんは
予想に反して表にいた。
このことが逆にぼくに期待を抱かせたが、
近づいてきたとらちゃんは元気がなかった。
餌場にも来なかったので、食欲が戻っていないのは明らかだった。
他の猫たちに食事をさせた後、車に戻るとそこにとらちゃんがいた。
ダメだろうとは思ったが、餌を与えてみた。
やはり、口をつけようとしない。
なすすべもなく、朝のうちにハウスにカイロを入れておいたので、
そこに強制的に入れようとすると拒絶された。
ひょっとすると、昨夜もこのハウスには入っていなかったのかもしれない。
狭い場所で、かろうじて雨宿りをしていたとすれば、
朝の足と尻尾だけがかなり濡れていたのはありうる話だ。
その後、自ら小さなハウスに入っていった。
出来ることなら大きな防水性の高いハウスに入ってもらいたいが、
とらちゃんが嫌なら仕方ない。
ハウス外で一夜を過ごすよりははるかにましだ。
あとは、今夜から明日朝まで雨が多く振らないことを祈るだけだ。
明日の朝も食欲が戻らないようなら薬を飲ませよう。