1/6の河原猫

今朝も流れ者のキジトラ猫はハウスの中で寝ていた。
昨夕、置いた餌は紙皿ごと無くなっていたので、
中身をキジトラ猫が食べたかどうかはわからなかった。


抗生物質を混ぜた餌をハウスのところへ持ってくと
予想されたことではあるが、逃げた。
その後、予想に反して、ぼくが距離を置いてもキジトラ猫は戻ってこなかった。
寒さを感じていたり、体調が悪いのなら、
カイロが入っているハウスに当然、戻ってくると予想していただけに、
その結果にぼくは混乱した。
仕方なく、ハウスの近くに抗生物質を混ぜた餌を置いた。


夕方に行くと、ハウスにはキジトラ猫の姿はなかった。
体調が戻った？
死を覚悟してどこかへ行ってしまった？
だが、後者の場合、ぼくが最後に見た姿は
死を間近に迎えた猫とは思えなかった。
仕方なく、ハウス内のカイロを新しいものに変え、
抗生物質を混ぜた餌を置いてきた。


一方、キジトラ猫がハウスを占拠(?)したせいだと思われる影響で、
これまで、ハウスを使っていた猫たちが一斉にボート下を
塒にするようになった。
これも致し方ないとはいえ、
移動を強いられた猫たちも辛い思いをしないで済むように、
昨日から、ボート下の休める場所の寒さ対策を強化した。