曇り。
とらちゃんのことが気になり、普段より一時間早く到着。
すぐにボートのところへ向かう。
ボートをあげるとハウスから出て倒れているとらちゃん。
慌ててとらちゃんを抱き上げ、フリースに寝かせるが、すでに息はなかった。
まだ、死後硬直が始まっていなかったので、
おそらく、律儀なとらちゃんは釣り人が来る時間に合わせ、
体力もないのに外に出ようとして力つきたのだろう。
ぼくがもっと早く来ていたら…と悔やまれた。
とらちゃんはフリースに寝かせている間、
口から茶色いどろっとした液体をしばらく流していた。
亡くなった猫がこんなふうに液体が口からでるのを始めてみたが、
ひょっとすると、腎不全で排出できなかった毒素なのかもしれないと
漠然と思った。
他の猫たちに食事をさせた後、
とらちゃんを埋葬した。
猫好きな釣り人が手伝ってくれた。
とらちゃんがこの場所に来て、約4年と二か月。
高齢猫なのによく頑張ったと思う。
ぼくがもっとしっかりしていたら、
もっと気楽に生かしてあげられたと思うと
無理をさせ続けたとらちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
頼りにならないぼくのところへきてくれてありがとう。
LOVE IS FOREVER